いつも若干ふざけ気味なこのブログ。
今日は、ちょっと真面目に料理について書かせて頂きます。

「お?なんだ?」

と、思った方。
ありがとうございます。

ちょっと気づいちゃったんです。
粉ふきいもで!
20201215オリーブ粉ふき芋6
小学校の調理実習で作った記憶のあるアレです。

粉ふきいもという料理は、
料理のノウハウを知るのに、
とても良い料理なんです。


は!?

と、思われた方に工程ごとに説明すると・・・


①じゃがいもの皮を剥き切る。
 初心者さんは、まず慣れなくてはならない作業。
②かぶるくらいの水加減で煮る。
 水加減や、水分量を見極める力がつく。
③水分を飛ばし、粉をふかせる。
 調理後の形状変化を予測しながら調理する力がつく。


料理教室でも説明しているのですが、
料理は、水加減と火の入れ方で決まります。
②と③は、どの料理にも共通すると思います。


例えば、煮る工程はない「ハンバーグ」
加える水の問題ではなく、食材が持つ水分量がちがってきます。

解凍肉。生肉。合挽。牛肉100%。豚肉100%。
もっと言えば、スーパーで扱う仕入れ先のお肉でも差が出ます。

肉々しい挽き肉ならば、卵は大き目のものを選び、牛乳で調整。
逆に、脂が多めなら、小さめの卵にパン粉の量も調整。

火加減も、火が強すぎれば焦げるのはもちろん、酒やワインなどを加えれば一気に蒸発してアセる。
弱ければ、水分が出てきて、後々のソースの仕上げに苦労する。

こういうのが、レシピ通り作っても、
仕上がりの写真とは程遠い結果になる!

粉ふきいもは、水分が飛んで、粉がふいている状態が仕上がり。
じゃがいもに火が通ったか確認し、最後に水分を飛ばす作業はまさに水加減と火の入れ方!

最終状態を想像しながら料理することはとても大切で、それがないと迷走しだします。


料理の基本は粉ふきいも(笑)

小学校の調理実習の項目に入っていることだけの事はありました。
(昭和時代談。令和になって授業にあるのかは知らん・・・)


長くなってすみません・・・。
黒オリーブを入れた、大人の調理実習の始まりです★


時間:15分
材料(2人分)
・じゃがいも 3個(250g
・黒オリーブ(スライスタイプ) 50g
調味料
・塩 ひとつまみ
・ガーリックパウダー 少々
20201215オリーブ粉ふき芋1
作り方
1.    じゃがいもは皮を剥いて、一口大に切ったら水にとる。
20201215オリーブ粉ふき芋2
2.    鍋にじゃがいもが被る程度の水と塩を入れて中火にかける。
20201215オリーブ粉ふき芋3
3.    灰汁が出たら取り、じゃがいもに火が通るまで茹でる。
20201215オリーブ粉ふき芋4
4.    水分を捨て、黒オリーブを入れて、鍋をゆすりながらじゃがいもの水分を飛ばし、粉をふかせる。
20201215オリーブ粉ふき芋5
20201215オリーブ粉ふき芋6
5.    ガーリックパウダーを加えて混ぜたら完成。
20201215オリーブ粉ふき芋7
ポイント
じゃがいもの水分を飛ばす際は焦げないように注意します。

20201215オリーブ粉ふき芋10
ホクっと仕上がったじゃがいもに、
黒オリーブの油分がジュワ
20201215オリーブ粉ふき芋12
ワインに合います!
20201215オリーブ粉ふき芋8
調理実習で習ったアレも大人になったものです(笑)


献立はこんな感じになりました。
20201213しいたけパスタ24
・しいたけとオリーブのパスタ
・しいたけとしじみの酒蒸し
・しいたけと水菜のサラダ
・オリーブの粉ふきいも



しいたけ祭り(笑)

全て頂いた「愛情しいたけ」で作りました♪
レシピブログ×JA全農福島さんのコラボ企画
「福島クッキングアンバサダー」

福島クッキングアンバサダー
福島クッキングアンバサダー


20201215オリーブ粉ふき芋8
ワインのつまみにも、付け合わせにも良い、便利副菜。

料理の基礎が詰まってますヨ!


ブログを始めて2年。
みな様のおかげで続けられています。

ぽちっと押して頂けると喜びます






料理教室ランキング

にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村

ネクストフーディスト